X RAW STUDIOのMac版が公開になった時に試用レポを公開しましたが、それから数ヶ月、Windows版も公開になりましたので、こちらも試しておきましょう。最後に現像スピードについても簡単に検証してみました。
もくじ
Mac版を試した時にはVer.1.0.0でしたが、3月にはVer.1.1.1になりました。Ver.1.1.0でX-H1に対応したことに加えて、Ver.1.1.1では一部の変更が行われたようです。
入手は以前と変わらずFUJIFILMのWeb Siteからダウンロード可能です。
特に、ダウンロードで注意することはないので、画面に従えば大丈夫です。ダウンロードを行うと、インストーラーが入手できます。
はい、普通のインストーラーですね(^^;;
インストール自体は、注意することも、難しいことはないですので、画面に従って進めれば大丈夫です。
デスクトップにアイコンができて完了です。
起動すると、この状態。カメラを接続しなくてもプレビューはできますが、カメラを接続しましょう。
X-T2は普通のMicro USB 3.0ですので、USBカードリーダーとかUSB HDDのケーブルを流用できますね。ない場合は入手しておきましょう。FUJIFILMのサポートページによると1.5mまでのケーブルに対応だそうです。
前回のMac版の説明と重複しますが、カメラをX RAW STUDIO対応のファームウェアにアップデートしておくことと(X-T2の場合はVer.3.0.0以降)、カメラのUSB設定を「USB RAW現像/設定保存読込」にする必要があります。
カメラをUSBポートへ接続すると使用可能になります。
接続すると、Windowsの動作の選択ダイアログが出ますが、クリックしても何もできないです(^^;;
X RAW STUDIOへは何も設定せずにPCに認識されます。アプリ起動・カメラ接続の順番もないですね。
はい、ということで、使える状態になりました。画面レイアウト、機能、使い勝手はMac版と全く同じですね。よって、出来ること・出来ないことも以前と、変わりませんね。
基本的な操作は、左上の画像フォルダで画像が入っているフォルダを選んで、現像したい写真を下のサムネイルから選んで、右のパラメーターを変更して、納得がいったら「現像する」を押すだけです。
このままでは、Mac版の時と同じ記事になってしまうので、現像スピードを検証してみました。1枚だけ現像では速い・遅いはあまり気にならないと思いますが、大量に現像する人には気になるところでしょうか。
テスト環境
Windows 10 Pro 64bit Version 1709 (Fall Creators Update)
自作PC Intel Core i5-3470(ivy-bridge) 、メモリ8GB、GPU geforce GTX650Ti、Intel 520 SSD起動ドライブ
カメラ X-T2 Ver.3.0.0(USB 3.0接続)・非圧縮RAWファイル
少し型落ち感のする、デスクトップPCで起動ディスクで、任意に選んだ画像100枚を現像してみました。パラメーターは撮影時設定のまま、ストレートとします。
100枚選択して現像を行うと、1枚ずつプレビューが更新されながら現像されていきます。FUJIFILMの説明通りカメラで画像処理を行なっているので、CPU、メモリの消費量は少ないまま一定です。
結果
100枚現像 5分24秒
でした(最初画像と最後の画像の作成日で比較としました)。
速いのか、遅いのかは、追々検証してみたいと思います。
現像を行うとJPEG以外に、拡張子.FP1の現像プロファイルのファイルも生成されますね。これを捨ててしまうと現像パラメーターは撮影時設定に戻ってしまいます。しかし、思うんですがJPEG保存先を指定する機能は早く実装してほしいですね。何回も現像しているとフォルダーがぐちゃぐちゃになります(^^;;