SandiskからポータブルタイプのSSDが発売されていますが、Amazonなどで検索すると似たような品名と見た目の製品が複数検索されて非常に分かりにくいです。このページでまとめてみましょう。
もくじ
はい、いきなり混乱するこの要素。USB-C端子の出現と規格拡張によって、場当たり的に付けられた名称が、わかりにくい状況を生んでいます。簡単にまとめると下記のようになります。
USB 3.1 Gen1x1(= USB3.0, USB3.1 Gen1)・・・5Gbps
USB 3.2 Gen2(= USB 3.1 Gen 2)・・・10Gbps
USB 3.2 Gen2x2・・・20Gbps
尚、インターフェイス規格速度=SSDの速さではないので、ご注意を
Sandisk製品は、わかりやすい指標として製品名には違いを入れています。そもそも規格の違いを超えれれないものもありますが、参考にしましょう。
SDカードなどでもおなじみですが、性能順に
「無印 → Ultra → Extreme → Extreme Pro」
です。
では、Sandisk ポータブルSSDを安い順にみていきましょう。
まずは、無印版。読出最大520MB/秒って言ってますけれど、これがいきなりの罠。誰も書込520MB/秒とは言っていません。はい、ある程度のファイルサイズでは、書込速度が半分くらいに落ちるみたいです。一つ上の製品と価格はほとんど変わらないので、止めましょう。コイツの罠はUSB3.2Gen2規格で、速そうにう見えることです。
向いている要素があるとしたら、1回で数MBの小さい書類を保存することが多いか、読み込みの機会が多い場合でしょうか?
あまり、おすすめしません。
SDSSDE30-480G-GH25 480GB
SDSSDE30-1T00-GH25 1TB
SDSSDE30-2T00-GH25 2TB
続いて、エクストリーム版。ストラップを通すための穴が開いている。上の無印版はよりインターフェイスが遅そう(古そう?)に見えるけれど、USB 3.1Gen2はUSB 3.2 Gen2と同じ。
公式には書き込み速度を明かしていませんが、読み込み最大転送550MB/秒に近い速さで、書込も動作するようです。
販売終了しました。Amazonでは売れ残りを見かけますが、ぼったくりが多く見られますので、お勧めしません。
SDSSDE60-500G-GH25 500GB
SDSSDE60-1T00-GH25 1TB
SDSSDE60-2T00-GH25 2TB
価格は高くなりますが、転送速度も倍近くに上がって1050MB/秒 !書込速度1000MB/秒も公式に謳っています。USB3.2Gen2にフル対応SSDです。見た目は同じで分かりにくいですが・・・。
Thunderbolt 3、Thunderbolt 4端子を備えるMac各機種とは最大のスペックになります。Windowsノートもここまで対応が多いと思います(必ず調べましょう)。大容量のファイルを頻繁に扱うならばこちらを選びましょう。
Macとの組み合わせならベスト。大容量ファイル扱うならば是非!
SDSSDE61-500G-GH25 500GB
SDSSDE61-1T00-GH25 1TB
SDSSDE61-2T00-GH25 2TB
SDSSDE61-4T00-GH25 4TB
4TBの販売も始まりました。
いよいよ最高スペックExtreme Pro。USB3.2 Gen 2×2対応で、2000MB/秒の読み取り/書き込み速度対応です。ただし、USB3.2 Gen 2×2対応しているPCはごく僅かです。USB3.2 Gen2対応機の場合は半分の速さに制限されますので、ご注意を!
ただ、この製品のみ鍛造アルミ外装になるほか、USB-Cケーブルと、USB3.0 ケーブルが両方付属しますので、堅牢性と規格対応には多少のメリットはあります。
性能を活かせるか、ご確認の上でご購入を!Macの場合は2000MB/秒の性能を活かすことはできません。
SDSSDE81-1T00-GH25 1TB
SDSSDE81-2T00-GH25 2TB
SDSSDE81-4T00-GH25 4TB
USB 3.2 Gen2x2に対応させたい貴方には、こちらを購入ですね。
MacのUSB-Cポートに見えるポートは、あくまでもThunderbolt3または、Thunderbolt4ポートです(12インチMac Bookを除く)。最大速度のSSDが必要ならばThunderbolt製品を購入することになります。
Sandisk Professional SSDは最大2800MB/秒の転送速度となりますが、とても高価です。
NVMe SSDを収めるThunderbolt 4ケースという手もありますが、発熱の問題、製品実装の問題(?)もありますので、自己責任にてお願いします。
Amazonのレビューなどを見ているとよく指摘されていますが、SanDiskポータブルSSDに付属するケーブルは基本的にはUSB-CからUSB-CケーブルとUSB-A変換プラグという組み合わせ。しかしUSB-C規格によるとこのUSB-A変換プラグは規格違反品ということになります。一応爪が付いてるのでこのケーブル専用品ですがSanDiskがこれを付属品にすることは理解に苦しみますが。本製品との組み合わせ”のみ”で使うならば問題ないということでしょうか・・・。
気にするならば、USB-C-A単体ケーブルの購入です。下のAnker製USB3.1 Gen2対応のUSB-C – USB-Aケーブルで問題なく使用できたことを報告しておきます。
Extreme Portable V2 SSDとの組み合わせで、規格通りの速度が出ています。接続したマザーボードはあのSupermicroのUSB3.1 Gen2ポートです。
個人的好みでUSB 3.2Gen2 1000MB/秒クラスに限定してご紹介
KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブル SSDは同価格帯です。USBケーブルはちゃんと「USB-C to C」「USB-A to C」2本付属します。
Crucial X8 SSD 1TB。ケーブルはSandiskと同じUSB-A変換プラグ方式なのは惜しい。