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mouseコンピューターのDAIV DGZ530シリーズを購入した話

職場での話ですが、マウスコンピュータのDAIVってクリエイター向けに販売しているPCを購入したので、感想や内部の解剖などしてみました。

もくじ

DAIVシリーズとは?

DAIVは、mouseコンピューターが販売している、写真・動画制作などのクリエイター向けに販売しているPCシリーズ。ゲーマー向けのG-tuneとかの方が有名ですね。
DAIVシリーズは、デスクトップ型(タワー筐体のみ)とノート型がありますが、今回はタワー型で、インテル第8/9世代CPU搭載のDGZ530シリーズです。シリーズ内にも数多く設定ありますが、DAIVシリーズは価格に比例してCPU・GPU共にバランスよく強化されていくのでPC詳しくなくても大丈夫です。極端な話、予算目一杯のものを買うだけです。

デスクトップPC(クリエイター向けPC【DAIV】)

到着・外観など

DAIV梱包
梱包状態です
DAIV外観
デザインはいつかの日のMac ProとLenovoワークステーションに似ている気もしますが・・・。結局これが使いやすいんですよね。上段のふたの中にドライブベイ、下は通気口フィルターです。
背面のポートがツラなのは、個人的にはあまり好きではないですね。。何か当たったらコネクタのダメージ大きそうなので。
背面ツラ仕様だと、PCIスロットが使いにくいのが嫌い。スロットカバーは上から4つめのネジを外すと取れますね。

内部を見てみましょう

マウスコンピューターはショップオリジナルPCの類ですので、自作PCの延長と見る方もいると思います。内部が気になる方もいると思いますのでここに載せてみましょう。

とりあえずオープン

DAIV内部
編集で疲れきった目には何も見えないくらい、黒で統一されています
ケーブルがざっくり束ねられているのは、仕方ないですね・・・

ちなみに動画編集用に購入予定の方は、DGZ530シリーズではPCI Expressスロットは、

  • x16(標準装備のグラフィックが使用済み)
  • x16の形状でx4が1本
  • x1が3本

となりますから、Blackmagicの4Kモニターボード(Decklink 4Kシリーズ)とかを取り付けると、あとはx1しか空きがなくなります。他にx4以上を要求するPCIeカードを使う計画がある場合は無理なので、要注意です。

マザーボード

マザーボードはマウスコンピューター名物のOEM廉価版マザー。msi Z390-S01。説明書が付いてきませんし、ネットで探しても簡単には説明書出てきませんから詳細不明の一品。定格のまま普通に使う分には問題ないですけどね。

Z390-S01
はい、おなじみですね

CPUクーラー

CPUクーラーは長時間の動画エンコードを考慮して、サイドフロー式にBTOしました(2,800円)。Blu-ray向けH.264エンコードを長時間行っても70℃で安定していました。

DAIVサイドフローCPUクーラー
9cmファンです。G-tuneシリーズでも使われていますね
DAIVクーラー裏向きです
興味本位で外してみました。裏から見るとこんな感じ。グリスは変更なし。

メモリー

メモリはCore i7-8700ですとDDR4-2666になると思いますが、標準ではDDR4-2400が搭載されます。体感速度はほぼ変わらないと思いますが、心中穏やかではない人も居るかもしれません。

DAIVメモリ
ADATA製でした。これだけは唯一MC…で始まる管理バーコードが貼られているので、マウスでなにか動作検証してから搭載しているのでしょうか?

SSDストレージ

起動用SSDはNVMe SSDのモデルを選択しました。標準モデルはWDC SN520 SDAPNUW-256Gが搭載です。OEM向け専用ぽいですね。

DAIV SSD
今やチップの密度が上がり、基板の1/3しか使われていない…
SSD-Cdrive-wd
いくつかソフトなどインストール後です。まぁこんなもんでしょう。

DAIVシリーズでは、SATA接続のストレージが強制搭載となるようで、NVMe SSDのみには出来ないので、SSDにしてみました。HDDたくさん持ってるのでね。んで、装着されていたSSDはADATA ASU800SS-240GT-IT-Bでした。こちらもOEM向け専用みたいですね。一般向けは256GBの設定ですので。

ADATA SU800 SSD
3.5インチドライブ用のキャリアに装着されていました
SSD-Ddrive-adata
まぁ、SATA接続ですので。

グラフィックボード

職場でのメインソフトはEDIUSですので、あまりグラフィック性能は求められないので、GTX1060です。

DAIV-GTX1060
リファレンスクーラーだけど真っ黒なこいつは一体・・・
ZOTAC製でした。こちらもOEM専用かな??

オプションのLANカード

オプションの拡張カード、インテル ギガビットLAN アダプターをオプションしてみました。オンボードLANのRealtekを信用していないわけじゃなくて、NASとSMB3.0マルチチャネル用です。Intel Gigabit CT Desktop Adapterでした。

電源500W

電源は標準のまま。FSP製。ラベルが見えない方向に取り付けられているので、外すとこんな感じ。配線はPCIeが8pin+6pin、SATAが4台と3台の2本、ペリフェラル2台分でした。

DAIV POWER supply
評判は悪くないようです

起動してみましたよ

Windows 10インストール済みで、起動してみました。余計なソフトはほぼ入っていない、素のWindowsなのは良いですね。

初期画面

OEM版?DSP版?

職場の事情でWindows 10 Proになりました。OSはOEM版でした。ネットのDAIVレビューだとDSP版の人も居るみたいですが、仕様書やオーダー画面では選択の余地なしなのでその基準は謎ですね。

コマンドプロンプトからslmgrで確認してみました

唯一の独自ソフト、スクリーンセーバー

スクリーンセーバーだけ、マウスコンピューターっぽいのが入ってきますね。常駐ソフト型なので気になる方は止めましょう。マウスのサポートだと不要な人はアンインストールを推奨していますが、スタートアップから止めれば一応動かなくなります。

設定→アプリ→スタートアップです

マニュアルなど

最後にショップオリジナルPCを買ったのは10年前のドスパラ製なので、その頃はパーツのドライバCDとかケースの余った部品とかいろんなものがついてきた気がしますが、今はメーカー製PCとおなじですね。

DAIVマニュアル
ざっくりです。

EDIUSを使ってみた

Edius 9.3にTMPEG Enc AVC Pluginでエンコードしてみました。Blu-ray向けプリセットで「やや遅い」設定で実時間の3倍くらいでしょうか?元素材の条件もありますから一概には言えませんが。
サイドフローCPUクーラーの効果は、CPU 100%連続中で、70℃位で安定していました。標準クーラーを知らないので誰か教えてください。

edius-encode-full

まとめ

購入して3ヶ月ほど経ちましたが、安定動作で快適に使用できています。僕は自作PCでも作れますが、数年ぶりに作るとなると調べることも多いし、変なこだわりも出てすぐに高額になりますから、お得に組んであるDAIVシリーズは良いですね。

デスクトップPC(クリエイター向けPC【DAIV】)