AVID Pro Toolsを永続ライセンスから、サブスクリプションにクロスグレード(アップグレード?)する手順です。執筆時点の2020年8月現在では、Pro Tools 9〜12の永続ライセンスを対象に割引価格でのクロスグレードが可能です(2年間$200/年相当)。年間アップグレードの大幅値上げでサブスクリプションに移行を考えている方もいると思いますので、手順の記録です。需要あるのかな??
以下の条件が揃っていることを確認の上で、購入を開始してください。
特に、永続ライセンスの回収は要注意です。サブスクリプションの支払いが止まると使えるProToolsがなくなります。諸々の理由から永続ライセンス残したい方はクロスグレードせずに、新規サブスクリプション購入を推奨。
ここはAVID公式How toではありませんから、スクリーンショット中心で簡単にいきますよ。
全体の流れとしては、クロスグレード版をカートに入れる→支払い→クロスグレードを適用するライセンスの選択→iLokに登録と行きます。
AVIDホームページhttps://www.avid.com/へ行きProToolsのページへ移動、とりあえず「Buy Now」クリックすると↓のページにたどり着けます。
ここで購入予定の方をクリック。
英語の画面ですが「Add to cart」せずに、下の方へスクロール。
小さい字で「Already own Pro Tools? Renew your 1-Year Software Updates + Support Plan here.」とあるところをクリックする。
なぜかここで日本語のページに戻されまして「Pro Toolsパージョン9以降」の「今すぐクロスグレード」に進みます
クロスグレード版が購入できるーページに入りますので、年払いor月払いは個人の好みでAdd to cartしてください(年払いした方が年間2700円安くなる)。クロスグレード版の価格は2年間の割引が適用された価格ですので、3年目以降は通常価格(¥35,300/年・¥3,500/月)になることを頭に入れておいてください。
ちなみにこの時点では対象バージョン所有の確認はありませんから、権利のない人は間違えて購入してはいけません。
カートに入れて、金額確認したら 「Checkout」します
iLokのアカウントきかれますから、アカウント名入力
支払い。方法は各自好きな方法で。支払い方法登録すると、次回更新時の支払いカードとして登録されます。
金額確認して、販売条件・プライバシーポリシーとライセンス条項に同意できれば「Submit Secure Order」をクリック
カードが通れば、支払い完了。すぐにライセンス有効になります
AVIDマイアカウントにログインして「My Products」を表示させます。ここで現在保有している製品が表示されます。
Pro Toolsのタブを開くと、購入した「年契約サブスクリプション」が登録済みになっています。ここで「アップグレードオプションを選択」を押すとクロスグレード対象の製品が表示されます。
ここでクロスグレードを適用したい製品を選びます。↑の場合は複数のProToolsを所有しているのでたくさん表示されています(Pro Tools10発売寸前に出たProTools 9+10を複数持っているのでやたら多い)。
対象にしたいライセンスを選択すると緑に反転します。ちなみにPro Tools HDのライセンスでも選べられるようです(両方持っている方は間違えて選択しないように!)。
「あなたの有効なライセンスを放棄(surrender)しようとしています。続けてよろしいでしょうか?」と聞かれますので、本当に良いか考えた後「はい」を押します。
コレでProToolsサブスクリプションが有効になりました!
ソフト&プラグイン&説明書のダウンロードは「製品詳細とダウンロードリンク」を表示させれば可能です。
右上の「Auto Renewal: ON」が有効になっていれば、次回更新時に自動更新となります(登録したクレジットカードから決済)。
ちなみに、ダウンロードリンクにはProTools 10,11のインストーラーも含まれていますので、当面は旧バージョンも使用可能のようです(試していないので動くかは、わかりません)。
iLokライセンスマネージャーの操作方法は省略しますが「ProTools Subscription」と付属プラグインのライセンス(Avid Falcon AXX、Avid Complete Plug-ins Bundle、HEAT)がAll Licensesに登録されていますから、使用するiLokへ移動させれば完成です。
サブスクリプションの半強制化で、毎年出費が出るのは痛いと感じている方は多いと思います。しかしMacもWindowsもOSが無料でアップデートされていく時代になりましたので、使用するソフトも継続したアップデートが必要になってきますね。
なので、ユーザーがサブスクリプションでお金払い続ける以上、AVIDには新しいOSへの対応スピードを上げてもらいたいものですね。